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【緊急警報】インフルエンザB型が異例の猛威
― 2026年1〜2月、全国で急増 ―
日本全国でインフルエンザB型が急増しています。
厚生労働省の定点報告では、
1月下旬〜2月初めに患者数が再び増加し、全国で10万人を超える警報レベルとなりました。
今シーズンは、前半にA型が大流行。その後いったん落ち着きかけたタイミングでB型が急増するという、1シーズンに2つのピークを持つ異例の展開となっています。
B型流行の「異例性」とは
■ 二峰性の流行
シーズン前半はA型が中心でしたが、1月下旬からB型が急増。
統計上も「再上昇」が確認されています。
■ B型が流行の主体へ
地域によっては、インフルエンザ患者の大多数がB型という報告もあり、流行の中心が完全にB型へ移行しています。
■ 二度罹患の増加
A型とB型は、同じインフルエンザウイルスの仲間ですが、ウイルスの型が異なります。
そのため、A型にかかった後でもB型に感染することがあります。
「この冬、2回目のインフルエンザです」という患者さんが本当に多いです。
インフルエンザB型の医学的特徴
B型はA型と同様に
・38〜39℃の高熱
・強い倦怠感
・頭痛・筋肉痛
・咳や鼻症状
を起こします。
しかしB型では、消化器症状(腹痛・吐き気・嘔吐・下痢)を伴うことが比較的多いことが知られています。
「胃腸炎だと思っていたらインフルエンザ」
実際にインフルエンザB型の患者さんを診察していて、特に感じるのが、
- 消化器症状が前面に出るケースが多い
- 一旦解熱してから再び高熱が出る「二峰性」の経過
- 発症早期は迅速検査で陰性となり、再検査で診断に至る例(診断するのに苦慮する。。)
です。
「お腹の風邪かな?」と思っていたら、実はインフルエンザB型だった、というケースが少なくありません。
腹痛や吐き気に加え、 “いつもと違う強いだるさ”がある場合は注意が必要です。
私たちが取るべき行動
この流行を乗り切るために大切なのは、過度に恐れず、しかし軽視しないことです。
✔ 早めの受診判断
高熱や強い倦怠感、消化器症状がある場合は医療機関へ相談を。
✔ 正確な情報提供
受診時は
・いつから症状があるか
・周囲に感染者がいるか
を具体的に伝えましょう。
✔ 十分な休養と水分補給
特に消化器症状がある場合は脱水予防が重要です。
✔ 基本的な感染対策
手洗い、マスク、換気、加湿。
基本こそ最大の予防策です。
まとめ
2026年シーズンのインフルエンザB型流行は、例年の「A型が終わったあとの小規模流行」とは明らかに異なります。
正しい知識を持ち、冷静に対応することが何より重要です。
体調に違和感を感じたら、無理をせず早めにご相談ください。
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