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休日のクリニックが「家族のフォトスタジオ」に
「こどもたちが、病気のときも元気なときも来てほしい」――。
そんな気持ちを胸に、たけうちファミリークリニックでは、診療以外の時間にも地域の方々と関われる取り組みを続けています。
今回、そのひとつとして、休日のクリニックをフォトスタジオに変えるイベント「ちいさなフォトスタジオ」を開催しました。
いつもの診察室が、家族の笑顔とシャッター音で満たされる日。
少しだけ、その裏側をお話しします。
1.医療と「場」の新しいかたち
私が目指しているのは、「診療の場」としてのクリニックにとどまらず、地域の人々が気軽に立ち寄り、日常の延長で関われる“開かれた場”です。
病気やケガのときだけでなく、元気なときにも関われる場所でありたい。
その思いから生まれたのが、今回の「フォトスタジオとしてのクリニック活用」です。
診療を行わない休日に院内を開放し、家族の思い出を残す場所に変える――。
これは、実は開院前から心の中で温めてきた構想のひとつでした。
2.休日にこだわった理由
これまでも平日の昼休みを利用して撮影会を行ってきましたが、参加されるのは主にお母さんとお子さんで、撮影の中心もお子さんでした。
今回はあえて休日に開催し、お父さんを含めたご家族全員がそろって参加できるようにしました。
『家族写真は、写真そのもの以上に「誰と一緒に」「どんな空気のなかで」撮るかが大切です。
家族全員がそろいやすい日曜日だからこそ、笑顔とぬくもりをそのまま残せる一枚を届けたい。
そんな思いを込めています。』 (フォトグラファー:藤川美歩さん)
3.クリニックだからこそできる安心感
「クリニックをフォトスタジオに?」と驚かれる方もいらっしゃいます。
けれど、クリニックという場所には“安心感”があります。
整えられた空気、木のぬくもり、そして子どもたちが普段から通う馴染みの空間。
初めての撮影でも、自然と緊張がほぐれていくのを感じます。
特別なセットや華やかな演出はなく、白布と少しの小物、そしてフォトグラファーのまなざしだけ。
だからこそ、「いまこの瞬間の姿」を、ありのままに写し取ることができるのです。
4.“医療の外”にも広がるコミュニティ
この取り組みを続けたいと思うのは、「病院=病気のときだけ行く場所」というイメージを変えたいからです。
クリニックの空間や機能は、もっと多様な価値を生み出せると感じています。
フォトスタジオとしての活用は、その第一歩。
“診療を超えて地域とつながる”――その小さな挑戦が、今回の「ちいさなフォトスタジオ」です。
これからも、医療の枠を少しずつ広げながら、地域のなかで人と人が出会い、笑顔や思い出を共有できる場所を育てていきたいと思います。
さいごに
フォトスタジオに変わったクリニックで、笑顔を見せてくれるこどもたち。
その隣でほっとした表情を見せるお父さん、お母さん。
そんな時間を一緒に過ごすことができて、私自身もうれしく感じました。
「こどもにも家族にもやさしいクリニック」であり続けるために。
これからも、診療だけではない形で“やさしさ”を届けていけたらと思います。
ちいさなフォトスタジオ @たけうちファミリークリニック
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開催日:日曜日 次回の予定は決定次第お知らせいたします
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時間枠:10:00/10:30/11:00/11:30/12:00(各回20分程度)
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料金:
5枚コース 5,000円
10枚コース 7,500円
全データ(20枚保証) 10,000円 -
カメラマン:藤川美歩 プロフィール
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場所:たけうちファミリークリニック
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予約方法:
当院の予約アプリ「デジスマ」よりご予約ください。
ご予約後、こちらまで「たけファミ」とメッセージをお送りください。
撮影内容について事前にお打ち合わせをさせていただきます。