インフルエンザ｜たけうちファミリークリニック｜京都府相楽郡精華町 小児科・小児在宅医療・内科・外科

インフルエンザウイルスは主にA型とB型の2種類があり、毎年ウイルスの型が変異するため、流行する型も異なります。飛沫感染や接触感染によって人から人へと広がり、学校や職場などで集団発生することが多いです。

インフルエンザの主な症状は以下の通りです：

• 高熱：突然の38度以上の発熱
• 全身症状：頭痛、関節痛、筋肉痛、倦怠感
• 呼吸器症状：咳、喉の痛み、鼻水
• 消化器症状：小児では嘔吐や下痢を伴うこともあります

これらの症状は急速に進行し、特に小児ではけいれんや意識障害などの合併症が起こることがあります。

治療

インフルエンザの治療には、抗インフルエンザ薬が使用されます。発症から48時間以内に投与を開始すると、症状の重症化を防ぎ、回復を早める効果があります。また、十分な休養と水分補給が重要で、解熱剤などの対症療法も行われます。

予防

• ワクチン接種：毎年流行するウイルスの型に合わせたインフルエンザワクチンを接種することで、感染予防や重症化防止に効果があります。
• 手洗い・うがい：外出先から帰ったら、石鹸を使ってしっかり手洗いを行います。
• マスクの着用：咳やくしゃみがある場合はマスクを着用し、他者への感染拡大を防ぎます。
• 生活習慣の改善：十分な睡眠とバランスの良い食事で免疫力を高めます。

当院での対応

当院では、インフルエンザの迅速診断と治療を行っています。また、シーズン前にはインフルエンザワクチンの接種も実施しております。お子様の急な発熱や体調不良が見られた場合は、早めにご相談ください。適切な対応で、症状の緩和と早期回復をサポートいたします。

当院では新しいAIでの検査機器「nodoca」を導入しております。

nodocaは、咽頭画像と体温や自覚症状等をAIが解析することで、インフルエンザに特徴的な所見や症状等を検出するインフルエンザ検査です。

• 従来のインフルエンザ抗原検査は、熱が出てから検査で陽性になるまで、少なくとも６時間以上の時間経過が必要ですが、nodocaは、熱が出てから時間が経っていない急性期でもインフルエンザを検出できる可能性が高いです。
• 咽の奥の写真を撮るだけで、従来のような、鼻の奥をこする痛い検査は必要ありません。結果もAIですぐに判明します。